IE9ピン留め
Mistery Seller
新潮ミステリーセラー編集部編/新潮文庫/750円/2012.1.29.読了
# by susitaro522 | 2012-01-29 22:23 | ミステリ | Trackback | Comments(0)
深く深く、砂に埋めて
真梨幸子/講談社文庫/695円/2011.1.27.読了

# by susitaro522 | 2012-01-27 23:18 | Trackback | Comments(0)
歪笑小説/東野圭吾/619円/2012.1.26.読了


# by susitaro522 | 2012-01-26 23:53 | Trackback | Comments(0)
ふたり狂い
真梨幸子/ハヤカワ文庫/700円/2012.1.26.読了

# by susitaro522 | 2012-01-26 20:19 | Trackback | Comments(0)
女ともだち
真梨幸子/講談社文庫/695円/2012.1.26.読了

# by susitaro522 | 2012-01-26 08:12 | Trackback | Comments(0)
殺気!
雫井脩介/徳間書店/905円/2012.1.25.読了

# by susitaro522 | 2012-01-25 20:11 | Trackback | Comments(0)
みんな邪魔
真梨幸子/幻冬舎文庫/762円/2012.1.24.読了

# by susitaro522 | 2012-01-24 09:53 | Trackback | Comments(0)
殺人鬼フジコの衝動
真梨幸子/徳間文庫/684円/2012.1.22.読了

# by susitaro522 | 2012-01-22 23:42 | Trackback | Comments(0)
完全なる首長竜の日
乾 緑郎/宝島社文庫/562円/2012.1.22.読了

# by susitaro522 | 2012-01-22 16:53 | Trackback | Comments(0)
邪馬台
北森 鴻/新潮社/1900円/2012.1.21.読了

# by susitaro522 | 2012-01-21 22:14 | Trackback | Comments(0)
ねずみ石
大崎梢/光文社文庫/590円/2012.1.18.読了

 タイトルから推測すると「片耳うさぎ」っぽいカンジ?と思ったら、主人公が子ども、という共通点が。「片耳うさぎ」は小学生の女の子でしたが、今度は男の子。中学生です。
 数年前の祭りの夜に起きた殺人事件。いまだ犯人が捕まっていないその事件の夜の記憶がない主人公・サトは犯人を目撃したのではないかと、いまだに刑事につきまとわれている。主人公・サトと友人・セイが祭りの手伝いをするうちに新たな事件が起き、信頼していた年上の幼馴染も親友のサトさえもだんだん信じられなくなっていく…。
 なんというか、少年っぽい感じがよく出ていましたね。事件のほうはあんまり興味持てず。
 「うさぎ」「ねずみ」と来て、次はなんでしょうか?「うし」?それとも「りゅう」?ひょっとしたら干支は関係ない?
 大崎梢はやっぱり本に関係した話のほうが好きですね。 

評価 良

# by susitaro522 | 2012-01-18 21:16 | ミステリ | Trackback | Comments(0)
奇面館の殺人
綾辻行人/講談社/1280円/2012.1.16.読了

 綾辻行人の館シリーズ、最新刊。「暗黒館の殺人」は長いばかりでがっかりだったけど、「アナザー」はおもしろかったので、期待します。
 シリーズに出てくる探偵役・鹿谷門実が知り合いの新人小説家に頼まれ、奇面館への招待に応じることに。彼になり済まし、館の主人と話をするだけで、法外な報酬が得られる…と言うだけでなく、鹿谷が応じた理由はその館が中村青司の手によるものだったから。
 その館のルールとは、仮面をかぶることだった。同じく招待された男たちも仮面をかぶるという奇妙な一夜。招待主から「もう一人の自分を探している。ある条件を満たした男を招待している」と聞かされた鹿谷だか、朝になり、主人の死体が発見される。それだけでなく、客たちの仮面が外れ亡くなっており…。
 あとがきにありましたが、今回はきっちりしたミステリでした。なぜ客に仮面を被せたか、なぜ死体の顔がつぶされ指が切り取られていたのか、謎が提示され、それが論理的に説明されます。久々に新本格を読んだ!って感じで満足しました。
 この本に登場する仮面は頭部をすっぽり覆い、後ろで鍵を掛けるタイプのものです。ドラマ「スケバン刑事」に出てくるようなタイプですね(見てないけど)。睡眠薬で眠らされて仮面に鍵を掛けられた客たちはそれで1日中過ごすわけですが、実際そんなことになったらものすごく不自由だと思います。最近、右腕を骨折して1ヶ月固定されましたが、腕より顔のほうが絶対不快で不自由です。
 表情は違うものの同じような仮面をかぶった人物ばかりがテーブルを囲む…想像力を書きたてられるシーンです。無理と思うけど、映像化してほしいです。

評価 良

# by susitaro522 | 2012-01-16 21:32 | ミステリ | Trackback | Comments(0)
糾弾
久坂部 羊/朝日文庫/740円/2012.1.10.読了

 久々です。久坂部羊。「廃用身」おもしろかったです。衝撃的でした。
 患者が亡くなったのは、自分の医療ミスであることを家族に申し出た医師の話を雑誌で見て、取材を試みる若手ルポライターの菊川綾乃が主人公。この医師・三木達志にインタビューを申し込むが撃沈…。医療ミスを暴くテレビ番組の制作会社と仕事を始めるが…。
 医療ミス…難しい時代になりましたね。絶対ミスを許さない、ミスを暴きたて、責任を糾弾する今のありように首をかしげざるを得ないです。人間のやることだから、絶対にミスは生じるし、ミスとは「どうしてこんな初歩的なことを間違える」というものだから。それに絶対安全な治療と言うものもないですからねぇ。
 この本は、医療ミスに対して誠実な医者が登場するわけじゃなく、単なる変な人でした。そして、ミスを暴く側のマスコミの隠蔽体質がえげつないほど描かれています。だからサブタイトルが「まず石を投げよ」なのです。それにしても、この制作会社がやる実験はすごすぎます。一読の価値はありますよ。
 医師の傍ら小説を書いている人って多いですね。久坂部羊は寡作なのは書きたいことがある時だけ書いているのでしょうか。いいカンジです。

評価 良

# by susitaro522 | 2012-01-10 23:27 | Trackback | Comments(0)
寮の七日間
加藤実秋・谷原秋桜子・野村美月・緑川聖司/ポプラ文庫ピュアフル/600円/2012.1.10.読了

 若手作家4人のミステリ競作!縛り(ルール)は「舞台は『紅桃寮』」「404号室が開かずの間」「事件発生から解決までが『7日間』」という3つの共通設定。おもしろそうです。加藤実秋は「モップガール」「インディゴの夜」など、文庫になったものは読んでいます。谷原秋桜子はたぶん1冊だけ。あとの2人は未読です。楽しみ。
 “聖母の掌底突き”(谷原秋桜子)…家庭の事情でやむなく寮生活を始めた主人公。入った部屋の隣室は、卒業生の画家が変死した部屋だった…。
“桃園のいばら姫”(野村美月)…転校生の“私”は、美少女だけど人を寄せ付けない“いばら姫”と友達になろうとするのだが…。
 “三月の新入生”(緑川聖司)…人より早く3月に入寮した新入生は、404号室に現われるという幽霊を追いはじめる。巻き込まれた主人公だが、そこには1年前の転落死の秘密が…。
 “マジカル・ファミリー・ツアー”(加藤実秋)…保養所に泊まりに来た4人家族。調子のよい父親と筋肉オタクの母親、食べ物に目がない弟に囲まれた少年は、同じ保養所に泊まった家族の事件に巻き込まれる…。
 えっと、ミステリと言うより青春小説ってカンジでした。“三月の転入生”が一番ミステリっぽいです。そして、ラストがさわやか…。
 この本、表紙のイラストに各短編のモチーフが少しずつ入っていて楽しいです。イラスト自体もだまし絵みたいだし。

評価 良
# by susitaro522 | 2012-01-10 00:35 | ミステリ | Trackback | Comments(0)
戸村飯店青春100連発
瀬尾まいこ/文春文庫/590円/2012.1.8.読了

 瀬尾まい子。いいですよね。「図書館の神様」が好きです。
 今回は大阪が舞台。結構こてこてなカンジで、イメージが違いました。大阪で中華料理屋を営む一家の兄弟・ヘイスケとコウスケが主人公です。要領がよく見た目も良い長男・ヘイスケは専門学校に行くことを口実に東京に出る。漠然と稼業を継ぐと思っていた次男・コウスケは高校生活を満喫する…という二人の生活が並行して描かれます。要領の良い兄に反発して、いつの間にか口を利かなくなる兄弟ですが、なんとなくくっついたり離れたり。その加減が絶妙です。東京でふらふら過ごしていた兄が思い立って実家に戻る。それも絶妙です。この兄弟の両親は考えていることの描写は一切出てきませんが、いいですねー。見通し照るってカンジです。

評価 良

# by susitaro522 | 2012-01-08 22:42 | Trackback | Comments(0)
テルマエ・ロマエⅣ
ヤマザキマリ/エンターブレイン/680円/2012.1.8.読了

 映画化!で話題沸騰の「テルマエ・ロマエ」の最新刊です。
 皇帝が突然の死を遂げ、後事を託されたルシウス…というわけで、“平たい顔族”こと現代日本にまたまたスリップします。今回は温泉旅館。そして、ローマに戻ろうとする努力にもかかわらず全然戻れず、旅館で働きだします。
 この温泉で、ルシウスは初めて会話ができる相手に出会います。古代ローマオタクならぬ古代ローマについての学問を究めた小達さつき。ローマに留学までした彼女が、なぜ旅館で働き、しかも芸者をやっているかは謎ですが、まあそういうものですね。
 たいていは数話でローマに帰れていたルシウスですが、今回は1巻まるまる滞在。しかもまだ帰れていません。そして、さつきのことをにくからず思っている様子です。どうなる、ルシウス!がんばれ、ルシウス!旅館の仕事を早く覚えるんだ!
 そうそう、映画は絶対見に行きます。阿部寛の初め“濃い顔一族”を見なくては!!

評価 良
# by susitaro522 | 2012-01-08 01:16 | マンガ | Trackback | Comments(0)
用もないのに
奥田英朗/文春文庫/467円/2012.1.7.読了

 「泳いで帰れ」に続く、奥田英朗によるオリンピック観戦記・第2弾です!今度は北京。近いですね。こよなく野球を愛する著者が、日本のヘタレな戦いぶり、そしてそれを許してしまう観客に対する怒りが最後にさく裂します。でも今度はアテネと違って近いから、だいじょうぶですよ。
 そのほかにも、編集者に誘われ(だまされ)て、いろんなところに出かけます。ニューヨークで野球とジャズを堪能したり、仙台で楽天の初試合を見たり、恐怖のジェットコースターに乗せられたり、フジロックに参加したり、お遍路さんになったり。読んでいて感じたのは、小説家をお守するのは結構大変そうだなってこと。それと、編集者は個性が強い人がいる、そして仕事と言いつついろんな体験ができるんだなってこと。角川書店と講談社の社風(?)がおもしろかったです。
 それにしても、薄い本だ。

評価 良
# by susitaro522 | 2012-01-07 23:31 | エッセイ | Trackback | Comments(0)
ボクには世界がこう見えていた 統合失調症闘病記
小林和彦/新潮文庫/590円/2012.1.5.読了

 たまにはノンフィクションを。
 統合失調症の患者が自らの発症したときやその後の人生を語った貴重な本です。こういう本はいくつかあるのですが、いわゆる病的体験をクリアに描いているところが貴重…と書いてありました。
 病気のことを書いてあるところも興味深いですが、この人の職業がアニメーション関係だったので、そちらもおもしろかったです。「タッチ」をあんまり評価していないところが、なるほどってカンジでした。
 他の人から見て「ありえない」と感じることを確信する…というところがたびたび出てきます。客観的にみると、精神症状としか思えないですが、「コレとアレは関係ある」とか「あの人のアノ発言はこういう意味に違いない。あてこすりだ」なんて、私はしょっちゅう確信します(笑)。
 それにしても、自費出版で出した本がいきなり新潮文庫になってしまうなんてすごいです。

評価 良
# by susitaro522 | 2012-01-05 23:55 | ノンフィクション | Trackback | Comments(0)
倒立する塔の殺人
皆川博子/PHP文芸文庫/686円/2012.1.4.読了

 凝ったミステリを書く人という印象です。皆川博子。
 舞台は戦時中の日本。東京です。工場に動員されている女学生たちが主人公。図書室にひっそりと隠されていた1冊のノートに綴られた小説の謎を解く…というミステリですが、本の中と外で重層的に描かれる世界に幻惑されます。それに思春期の少女たちのSっぽいエピソードやら、家族も友人もそして自分の命さえ、空襲で明日をもしれないはかなさやらが絡み、もうくらくらします。

評価 良

# by susitaro522 | 2012-01-04 20:52 | ミステリ | Trackback | Comments(0)
深泥丘奇談
綾辻行人/メディアファクトリー/619円/2012.1.3.読了

 ホラーの連作短編集でした。
 京都を思わせる都市に住む小説家とその妻。ちょっとした体調のくずれから受診した病院は怪しげ。妻の言動もあやしげ。ってカンジです。
 ラストは「うわわーっ!」って、恐怖のどん底で終わるのに、何事もなかったように次の話が始まるのが何とも不思議なテイストですが、怖い目にあわされてもあわされても懲りない、そのわけは主人公が軽い記憶障害だから…なんですとー!
 なんとなく意味ありげで怖そうなイメージが氾濫する雰囲気たっぷりの1冊でした。なにが気に行ったかって言うと、登場する病院の医者や看護師が眼帯や包帯で身体の一部を隠しているところ。手首に包帯を巻いている看護師。ぞくぞくしますね。この包帯の下になにがあるか、最後まで出てきません。

評価 良
 
# by susitaro522 | 2012-01-03 18:10 | Trackback | Comments(0)
レッドデータガール2 RDG はじめてのお化粧
荻原規子/角川文庫/552円/2011.12.27.読了

 姫神が憑いている少女・鈴原泉水子が主人公のRDGの2巻です。1巻を読んだのがずいぶん昔だったので、忘れています…。
 奈良の山奥で育った泉水子は高校進学とともに、東京に出て寮生活を始める、というのが2巻です。もともと引っ込み思案の泉水子なので、なかなか新しい生活になじめず。でも、寮で同室になったモテモテの美少女・真響やその弟の真夏と仲良くなる。そして、奈良でもいっしょだった相良深行とも…。しかし、陰陽道を操る生徒がいて!学園物語かと思ったら、いきなり陰陽道ですよ。びっくりしますよね。学園自体にもなにかいわくがありそうです。
 この主人公の泉水子は今のところ何もできません。1巻では姫神様が出現しましたが、2巻ではそれもなし。きっと大きな力を持っているんだと予想しますが、今のところ、周りはキラキラした突出した能力を持った人たちばかりですが、泉水子だけはくすんでいます。
 2巻の最後に1巻でも登場した和宮が烏になって出てきます。烏、好きですよね。荻原規子。
 この本は5巻まであるようです。次の巻が出るまで、内容を忘れませんように・・・。

評価 良
 
# by susitaro522 | 2011-12-27 22:23 | Trackback | Comments(0)
コロヨシ
三崎亜記/角川文庫/743円/2011.12.27.読了

「スポーツ青春小説」?競技名は「掃除」?
 日本っぽいけれど、違う世界の設定でのお話です。家族には秘密で掃除(という競技)の部活動をしている高校生・藤代樹が主人公。棒状の道具(箒?ハタキ?)で、模擬塵芥(モギジンカイ)を打ち上げ、それを処理する競技です。芸術点と技術点で採点され、個人部門と団体部門があります。外国の賓客が予定外に来訪し、あわてて部屋の掃除をしたことが起源とされています。
 設定が複雑なのです。掃除は高校の部活動でしかできない、とか。掃除部に入ると公安っぽい政府の組織に登録される、とか。主人公の祖父は失踪し、父親の仕事は家族にも謎、とか。掃除は3カ国くらいしかやっている国がない、とか。しかも、掃除を攻撃の手段としたり、スパイに使ったりする、とか。掃除の機密扱いだけれど、過去にこの国で国技とされていた競技も機密になっていて今は国技がない、とか。掃除の大会はいつも公立高校の生徒が上位を独占する、しかも大会の様子は一切外部には出さない、とか。それ以外にも、登場人物同士の関係が「彼とは過去のちょっとした事件でのいきさつがあり…」見たいな感じで思わせぶりなのです。この本の前作があるのかと思ったけど、そういうわけでもないようだし、こういう作品の作り方って、作中の世界の広がりをカンジさせるか、消化不良でもやもやするか、ですね。この本は残念ながら後者。
 掃除という競技自体の描写はすばらしく、ぜひ映像化、それもアニメではなくてCGを使った実写で見てみたいです。主人公は十分悩むし、成長するし、友人たちもコーチも魅力的なので、「スポーツ青春小説」としては十分でした。

評価 良
# by susitaro522 | 2011-12-27 19:05 | Trackback | Comments(0)
チャンネルファンタズモ
加藤実秋/角川文庫/590円/2011.12.25.読了

 大手テレビの報道マンだった百太郎は、トラブルに巻き込まれ会社を追われてしまう。そのトラブルのために、再就職もままならずつてをたどってやっと就職した先はオカルト番組専門のケーブルテレビ局“チャンネル・ファンタズモ”!?
 オレは本来こんなところで働く男じゃない…と考えている主人公。
 元ヤンキーでオカルト大好きなのに霊感が全くない構成作家。
 霊感を持つクロネコ。
のトリオで、地域に密着した怪談、都市伝説の取材に乗り出します。
 登場人物たちが、有名な怪談、ホラー人物にちなんだ名前になっているのににやりとさせられました。
あと、クロネコのイラストがかわいいです。

評価 良
# by susitaro522 | 2011-12-25 10:49 | Trackback | Comments(0)
夢のカルテ
高野和明+阪上仁志/角川文庫/590円/2011.12.24.読了

 刑事の麻生健介は捜査中、銃撃事件に遭遇し自らも傷つき、そして死傷者を出してしまう。それから悪夢に苦しめられる日々が続くため、とあるカウンセラーの扉を叩く…。このカウンセラー・来生夢衣は、他人の夢の中に入り込むという特殊な能力の持ち主だった!
 夢衣はユング派のセラピストなので、夢分析をします。夢分析って、通常はもちろんクライアントに自分が見た夢を話してもらい、その意味を探るのですが、それだと細部があいまいだったり忘れてしまうことがあるので、直接他者の夢を見ることができる夢衣は効果的な治療ができるわけです。…と言うことになっているけど、本当かしらん?自分の夢を思い出したり、自分の言葉で語ったり、忘れてしまったり、話せなかったりすることも、治療の一環だと思うんですけどね。と、全体自体にケチをつけてしまいました(汗)。前の本も深層心理っぽい内容だったので、共著者の阪上仁志っていう人がそういう仕事をしているのでしょうか…。
 ストーリーは健介が抱えた事件を夢衣の能力を使って解決するという連作短編集です。そして、この二人の不器用な恋愛も並行して描かれます。しっとりとした物悲しい1冊でした。

評価 良
# by susitaro522 | 2011-12-24 21:42 | Trackback | Comments(0)
壺中の天国 下
倉知淳/創元推理文庫/740円/2011.12.24.読了

 若い女性が続けて殺されたかと思ったら、次は中年女性、そしてついには高齢の男性…犯人の狙いはまったく分からず事件は混迷状態に…この事件を解き明かすのは、主人公の幼馴染で、彼女の娘が通っている絵画教室の先生。この人は浮世離れをして(でも洞察力があるところが)倉知淳っぽかったです。
 ミステリとしては…読者が論理的に解くのは無理かな~っとカンジでした。精神病の人の考えを一般的な人が解釈するとこういう風に読み取れるのかというのはおもしろかったです。
 今回の創元推理社版は表紙がかわいいです。オビにかくれているけど、猫がいっぱい書いてあります。それと、オビの裏に広告がある倉知淳の「なぎなた」と「こめぐら」が読みたいです。

評価 良
# by susitaro522 | 2011-12-24 17:51 | ミステリ | Trackback | Comments(0)
壺中の天国 上
倉知淳/創元推理文庫/740円/2011.12.23.読了

 別な出版社から出た文庫を読んだ記憶が…。倉知淳っぽくなかった印象があります。
 とある地方都市で起こる連続殺人。被害者の間に関連は見られず、町は恐怖のどん底に…。
 小学生の娘と父親と3人で暮らすシングルマザーを軸に、犯行後に送りつけられる電波系の文章、被害者にそっくりなフィギュアを作る謎の人物の独白など挿入される構成です。
 この電波系の文章がすごい。どう見ても統合失調症の人が書いた文章です。こういう筋が通っているようで通っていない文章って、作るのが難しいでしょうね。私には到底できません。

評価 良
# by susitaro522 | 2011-12-23 22:15 | ミステリ | Trackback | Comments(0)
禁断
明野照葉/中公文庫/629円/2011.12.20.読了

 明野照葉の新刊。旧作を別タイトルで出版することがあるので、読んだことがあるんじゃないかとドキドキです♪
 暴行された殺された従兄の無残な遺体に対面した主人公は彼の死の真相を追究することを決心した。「結婚を考えている女性がいるんだ」という言葉を手かがりに見つけた女性は陰のある美貌。職場も住居も転々と変える彼女。名前すらもいくつもを使い捨てていると知った主人公は、彼女に危険な香りを感じるが、どうしようもなく引き付けられ、いつしか従兄のことも忘れていることに気づく…。
 めちゃくちゃに絡み合った家族の業を、これでもかと描いた1冊です。彼女の両親が元ヤンキーで、若年で結婚し、お互いに溺れて、実家の仕事をついでいなければ、とっくに破たんしていたはず…という描写が何回も出てきます。娘を虐待する理由づけ?この描写は必然性があるのでしょうか?

評価 良
# by susitaro522 | 2011-12-20 18:25 | Trackback | Comments(0)
ギフト
日明 恩/双葉文庫/714円/2011.12.18.読了

 単行本で読んだときは「日明恩なので期待したのに…」という感想でしたが、文庫になったので、再読。
 亡くなった人が見える能力を持った少年と事情があり刑事を辞めた男が出会い、お互いに再生を果たす…というストーリーです。死者はつねに訴えたいことがあり、少年に(うっとおしいほど)語りかける、果たされなかった願い、残してきた人たちへの思いを、彼らが叶えることで、死者は次の段階へ行くことができる(いわゆる成仏する)、という連作短編集です。
 霊が見えたら嫌でしょうね~。人類が始まって以来だと数百億の人間が亡くなっているし、成仏できなかった例だけだとしてもやっぱりすごく多くて、ほんとうに見えるとしたら空間に隙間がないほど、霊がぎっしり存在しているのではないかと思われます。
 今回はそんな感想でした(笑)。
 日明恩って寡作ですね。もっと読みたいです。
 今まで出した著作は双葉文庫から出ています。講談社から映った理由が気になります。メフィスト賞なのに?

評価 良
# by susitaro522 | 2011-12-18 21:31 | Trackback | Comments(0)
正月十一日、鏡殺し
歌野晶午/講談社文庫/648円.2011.12.16.読了

 歌野晶午の短編集です。
 “盗聴”…盗聴にはまっている青年が犯罪の匂いがする会話を聞きつけ…。
 “逃亡者 大河内清秀”…何度騙されても懲りない青年が美女に言い寄られ…。
 “猫部屋の亡者”…わがままな恋人に振り回されてきた青年。堪忍袋の緒が切れて彼女を手に掛けてしまうが、そこから彼の恐怖の日々が始まった。
 “記憶の囚人”…冒頭と末尾にふしぎな死を飾った短編。アル中の妄想としか思えないストーリーに驚愕の真実が…。
 “美神崩壊”…久しぶりに会った幼馴染は美少女に変身していた。モデル業で忙しい彼女に必死でコンタクトを取る主人公だったが…。
 “プラットホームのカオス”…教師には反抗的、同級生に悪質ないじめを続けていた高校生が駅のホームから転落、轢死した。死の真相は?
 “正月十一日、鏡殺し”…夫の死後、同居している姑との仲が徐々に険悪になり…。悪意ではなく相性の悪さ、そして仲を取り持とうとする娘の気遣いが最悪の結果を生む、後味の悪い傑作。
 の7編です。“美神崩壊”の怖さが印象的でした。

評価 良

# by susitaro522 | 2011-12-16 20:06 | ミステリ | Trackback | Comments(0)
モップの魔女は呪文を知っている
近藤史恵/実業之日本社文庫/619円/2011.12.15.読了

 “モップの精”こと、ギャル系清掃業者・キリコが日常の謎を解決するシリーズ。連作短編集です。
 スポーツクラブのプールの利用者がやけどをするという事件が起こったり、必死にバイトして手に入れた子猫が別の猫にすり変わったり、病気であることを望む幼い少女を看護したり、客をだますような手口を指摘した妹を殺してしまい死体の処理に悩んだり、…このシリーズは主人公がキリコ以外で、スポーツクラブのインストラクター、大学生、看護師、会社経営者です。キリコ視点でないことで、キリコに出会った時の驚き(ギャル系とかゴスロリ系のファッションで清掃しているので)とか、彼女との出会いを通して成長していくさまが生き生きと描かれているのです。
 解説を読んで初めて気づいたのですが、一作目は“天使”、二作目は“モップの精”、三作目“モップの魔女”とキリコの代名詞が変化しています。現夫の大介くんと出会うことで「天使でなくなった」というのです。凝ってますね~。

評価 良
 
# by susitaro522 | 2011-12-15 17:23 | ミステリ | Trackback | Comments(0)
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