折原 一/文春文庫/533円/2010.2.27.読了
折原一の「―者」シリーズのスピンオフ短編集だそうです。「―者」シリーズは何冊かは読んでいると思うのですが、まったく覚えていないので、なにのスピンオフだか分りません(苦笑)。 “偶然”…大金を持っている老婆のもとに掛かってきた電話は典型的な振り込め詐欺だった…。 “放火魔”…ひきこもりの長男が放火魔ではないかとおびえる主婦。彼女が取った解決策とは…。 “危険な乗客”…同じ車両に2人の殺人犯が乗り合わせる確率は…? “交換殺人事件”…借金を抱えた青年が交換殺人でアリバイを作り、継父の財産を手に入れようとするが…。 “津村泰造の優雅な生活”…一人暮らしの津村泰造の家を訪れた販売員。やさしげな態度で床下乾燥の改装を持ちかけられた泰造は…。 “黙の家”…特異的な作品を描く画家・石田黙。彼の作品を展示しながら、精神療法を行っている建物を訪れた夫婦を待っていたものは…。 だますつもりがだまされ、だまされそうになってだまし返したつもりが…という短編集でした。 評価 良
by susitaro522
| 2010-02-27 20:30
| ミステリ
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