柴田よしき/角川文庫/743円/2011.9.29.読了
柴田よしきのデビュー作「RIKO」に連なるシリーズです。 刑事を辞めた麻生龍太郎は探偵事務所を開く。持ち込まれた依頼は…という連作短編集です。 持ち込まれた依頼例 ・子どものころ住んでいた家の軒下に埋めたタイムカプセルの行方が知りたい。 ・覚えのないセクハラで訴えられた ・恋人を殺した容疑で警察に追われている。 ・認知症の叔母から譲られた宝石を盗まれた。 たぐいまれなる捜査の勘で、隠された真実に肉薄する麻生龍太郎…というより単なる巻きこまれやすいオトコってカンジでした。またこの勘を目当てに真の目的を隠して依頼する人ばかりです。こんなことばかりやっていて、事務所の経営が成り立つか心配になりましたが、浮気調査とか普通の探偵仕事もやっているみたいです。 この物語には、もうひとつ流れがあり、それは麻生の恋人との関係。同性で、しかも暴力団とつながっている…というなかなかハードな相手です。 評価 良
by susitaro522
| 2011-09-29 00:36
| ミステリ
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