地のはてから 下

乃南アサ/講談社文庫/629円/2013.4.10.読了

 下巻は娘が主役。父親が亡くなり、母が再婚。忍耐に忍耐を重ねた挙句、継父が火事で亡くなり、幼い時から奉公に出され、そこでも苦労に次ぐ苦労。実家に帰ってきたと思ったら、周りに強引に結婚話を勧められる。夫とともに始めた商売が軌道に乗ったと思ったら、戦争。戦地から戻ってきた夫は人が変わってしまい…という、並べただけでも大変な苦労続きです…。この上にまだアイヌの青年との初恋と別れ、再会と失望なんてエピソードもあるし…。
 昭和30年代を舞台にした作品をいくつか書いていると思ったら、今度は明治から戦前にかけての近代史。乃南アサ、作風がどんどん重厚になっていきます。

評価 良
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by susitaro522 | 2013-04-10 23:40
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