岡田鯱彦/扶桑社文庫/762円/2005.12.1.読了
表題作「薫大将と匂の宮」は、紫式部が主人公で探偵役。「源氏物語」後半の主人公、薫大将と匂の宮、2人の青年貴族を巡る連続殺人事件です。薫大将は体から芳香を発する体質、匂の宮は香を調剤する名人。そして、2人とも類稀なる嗅覚を持っています。事件の鍵も当然、香りです。 「雨月物語」「御伽草子」にあたらしい解釈を加えた短編も収録されており、こっちの方が私の好みでした。 評価 良
by susitaro522
| 2005-12-01 21:08
| ミステリ
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