真保裕一/集英社文庫/648円/2005.12.10.読了
下巻では、上巻での誘拐が被害者とされていた17歳の少女と19歳の少年の狂言ではないか、そしてその動機は…という展開です。 警察の動き、マスコミの動き、語り手である副院長の病院内の動きなどを関連されながらストーリーが進んでいきますが、未成年が巨額のお金目当てに狂言誘拐をもくろんだことを「悪魔のゲーム」と呼んだり、・・・でも、その裏にある深い目論見とか、事件を通して再生される家族の絆とか・・・なんだかピンときません。 真保裕一の本なので、ぐいぐい引っ張っていく説得力を期待したのですが、散漫な印象で期待はずれでした。 評価 良
by susitaro522
| 2005-12-10 01:19
| ミステリ
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