人気ブログランキング | 話題のタグを見る

名犬フーバーの新幹線、危機一髪!

名犬フーバーの新幹線、危機一髪!_e0014175_06552.jpg笠原 靖/光文社文庫/495円/2007.8.19.読了

 「名犬フーバーの事件簿」の3冊目です。 “名犬フーバーの新幹線、危機一髪!”“晩秋の月”“コトン・ドック裁判”“絆”“名画「いたずら子猫と婦人”の5編が収録されています。
 このシリーズの魅力は、善人と悪人がはっきりしていてストーリーにひねりがなく安心して読めること、登場する動物たちとその飼い主が魅力的なこと、1つの話が短くて読みやすいことです。たとえて言えば、水戸黄門みたいなカンジですね。そもそもなぜ読み始めたかというと、オビにあるように2時間ドラマ化されるため、本屋の平台に積んであったからなのです。主人公の長源寺大志を演じるのは、里見浩太郎…う~ん、ますます水戸黄門です。
 テレビ東京の水曜ミステリー9で放送されるそうなので、見てみなければ。長源寺が、犯人や関係者などに「あなたの正体は?」と尋ねられて答えるキメゼリフ「ただのエキストラです」のシーンが見たいです。
 2時間ドラマといえば、8月末に内田康夫の「多摩湖畔殺人事件」が放送されますが、近藤雅彦は岡部警部のイメージではありません…。絶対違います!!泉谷しげるはヨシです。血を吐きながら犯人に詰め寄るシーンが楽しみです。

評価 良
by susitaro522 | 2007-08-19 23:57 | ミステリ
<< ドアの向こう側 封印された鍵 >>