堂場瞬一/中公文庫/762円/2008.7.12.読了
「刑事・鳴沢了シリーズ」いよいよ最後の一冊です。 事件を追う了を執拗に狙う一味がいて、了は満身創痍。2つの殺人の疑惑をかけられた了は孤立無援。しかも、真相は国際的な大事件につながる様相を呈し…。 もうサービス、大サービスです。今までの9冊の総決算。↓に書いたように、今までの登場人物出まくりだし、了がターゲットになったのも、過去にかかわった事件の因縁です。 しかし、疑問というか不満が…。組織の和よりも己の信条に忠実で、事件の真相を追ううちにもっと大きな悪を暴き組織に波紋を呼んでしまう鳴沢了に敵が多いことは理解できるし、誰にも頼らないと本人が今までやってきたことも分かるのですが、今回味方してくれる人が少なすぎです。主人公の危機を演出する手段の1つだとは思いますが、納得いかず。 自分の好みではない…といいつつ、シリーズを読破してしまいました。家族に始まり家族に終わる話でした。 評価 良
by susitaro522
| 2008-07-12 01:25
| ミステリ
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