妖子 1

e0014175_20174083.jpg池田理代子/中公文庫コミック版/552円/2005.11.3.読了

 ずっーと昔に読んだことがあります。
 非道の限りを尽くし死刑を宣告された女囚が、自分の子どもと富豪の子どもを産院ですりかえる。妖子と名づけられた赤ん坊は恵まれた環境で成長し、12歳になるが、出生の秘密が明らかになり…。のろわれた血を持つヒロインの冷血ぶりを描いたお話のはずなのですが、自分たちの子どもでないことを知ったとたんに態度を豹変させ、あまつさえ殺そうとする養父母の方が恐ろしいです。 ヒロインの髪の毛とかドレスのレースとか、描き込みが細かくてゴージャスです。
 手塚治虫にも「奇子(あやこ)」って作品がありました。これも昔読んだけど、再読してみたいです。

評価 良
[PR]
# by susitaro522 | 2005-11-03 20:25 | マンガ

北風のうしろの国

e0014175_1243592.jpgジョージ・マクドナルド/早川書房/880円/2005.11.3.読了

 お屋敷の御者の息子ダイアモンドは部屋の隙間から聞こえる北風の声に導かれ。美しい女性の姿をした北風に抱かれ、ダイアモンドはロンドンの街や、嵐の海へ。そして北風のうしろの国へ…。1871年に書かれたイギリスのファンタジーです。主人公のダイアモンド少年はあまりに無垢で賢いので、儚い印象がします。
 子どもの頃、うちにあった児童文学全集に収録されていました。この本はさびしくてちょっと怖かったです。挿絵がモノトーンだったのでよけいにそんな気がしたのでしょう。19世紀の下級階級の子どもの生活も興味深いです。

評価 良
[PR]
# by susitaro522 | 2005-11-03 01:21 | 児童文学

魔王

e0014175_21444922.jpg伊坂幸太郎/講談社/1238円/2005.11.2.読了

 伊坂幸太郎の新刊です。
 “魔王”と“呼吸”の2つの部分からなっています。“魔王”は他人に話させたいことを話させる能力を突然身につけた青年とカリスマ的な魅力を持った政治家が登場。この政治家によって、日本がファッショ化の道を進むと直感的に危機感をもった主人公は、自分の力を使って社会の流れを押しとどめようとするが…というストーリーです。“呼吸”は“魔王”の主人公の弟が主役となります。時代も“魔王”の5年後。例の政治家は既に首相になり、さまざまな政治改革を推し進め憲法9条の改正にも手をつけようとしています。
 超能力とカリスマ政治家(→ファッショ化)で、スティーブン・キングの「デッド・ゾーン」を連想しつつ、読みました。雰囲気は全然違いますが、ストーリーの流れは良く似ていると思います。
 登場人物の会話は「お、いいな」と感じましたが、「え、コレで終わり?」とちょっと拍子抜け。

評価 良
[PR]
# by susitaro522 | 2005-11-02 21:58

ミスティー・レイン

e0014175_0453726.jpg柴田よしき/角川文庫/743円/2005.11.2.読了

 不倫の結果、職を失い恋人にも去られた元OL茉莉緒。ふとしたきっかけ(おにぎりをあげた)で、若手俳優の雨森海と知り合った茉莉緒は芸能プロダクションに入り、海のマネージャーにつくことになる。今度こそ全力で打ち込める仕事をしたいと考える茉莉緒だが、周囲で不可解な事件が次々と起こります。海をスキャンダルから守り、売り出すため、翻弄されることに…。
 身近なようで本当のところは良く知らない芸能界について、新米マネージャー、茉莉緒の視点を通して書かれてあり、「ひゃ~、芸能界ってやっぱりこうなの?ドロドロなの!?」と引き込まれていきます。 事件の解決はな~んかつじつまあわせってカンジでしたが、茉莉緒という一人の女性が自らの行き方を模索していく話だと思って読めば、女性には共感できると思います。
 それにしても、雨森海。パリでモデルとしていい線まで行きながら帰国して俳優に転進。俳優としてなかなか芽が出ないけれど、目に力がありフォトジェニック。カメラマンを夢中させます。「テレビで人気が出るのは子犬のように親しみやすく保護欲をそそるタイプ。でも、海は大人になりかけたネコ。大衆には受け入れられない。」と表現される雨森海を演じるとしたら、日本の若手俳優では誰が良いか悩みます~。

評価 良
[PR]
# by susitaro522 | 2005-11-02 00:47 | ミステリ

安楽椅子探偵アーチー

e0014175_23595681.jpg松尾由美/創元推理文庫/700円/2005.10.31読了

 小学校5年生の及川衛は、母親から誕生日のプレゼント用に現金を渡されるが、骨董屋に置かれた肘掛け椅子から聞こえたため息が気にかかり、購入してしまう。その椅子はしゃべる能力を持ち、その上、衛の周りで起こる謎も解いてしまう・・・という連作短編集です。ミステリを読む方はご存知でしょうが、人間以外の名探偵って結構活躍しています。また、現場に出向かず事件についての話を聞くだけで解決してしまう探偵を「安楽椅子探偵」といいますが、この本では安楽椅子そのものが名探偵です。コレはちょっとやられたって思う人もいるのでは?
 松尾由美は「スパイク」という喋るビーグル犬の出てくるミステリも書いていますが、犬(スパイク)も今回の安楽椅子(アーチー=アームチェア)も性格がじじむさくて、それがペアとなる人間とマッチしていてなんともいえない味わいを感じました。年配の男性と男の子という組み合わせが良いですね。
 第二章の「クリスマスの靴の謎」が好きです。ラストの第四章は全体の謎が解ける話でしたが、ちょっとバタバタした感じでしたね。でも、この本の雰囲気は気に入りました。

評価 良
[PR]
# by susitaro522 | 2005-10-31 23:59 | ミステリ

感染

e0014175_23542760.jpg仙川 環/小学館文庫/580円/2005.10.30.読了

 第1回小学館文庫小説賞受賞作だそうです。
 大学でウイルスの研究をしている仲沢葉子は、外科医の夫の態度が変わり夫婦の会話が減ってきているのを悩んでいた。ある日、夫の離婚した妻から5歳になる子どもが誘拐されたと電話がある。夫には連絡がつかず、葉子が駆けつけるが、身代金を持っていた場所には子どもの遺骨が…。子どもの臓器移植をテーマに医療の世界を取り巻く陰謀を描いたミステリでした。日本では脳死が認められるのが15歳以上なので、子どもは臓器移植は受けられないのですね。子どもの移植手術を希望する人は海外に行くしか方法がないそうです。
 すごく読みやすかったけれど、ラストは「この人が加担してたの?結構唐突!」ってカンジでした。
 著者は医学部の修士を習得しており、医学分野でのジャーナリストをやっていた方だそうです。医学の知識は確かなんでしょうけど、最近の医学は進みすぎて、もうついていけません。どこまでがフィクションで、どこまでがノンフィクションやら…。

評価 良
[PR]
# by susitaro522 | 2005-10-30 23:02 | ミステリ

なみだ特捜班におまかせ!

e0014175_2252592.jpg鯨 統一郎/祥伝社ノンノベル/880円/2005.10.30.読了

 難事件を直感的に推理するサイコセラピスト波田煌子(なみだきらこ)が活躍する連作短編「なみだ研究所へようこそ!」の続編です。
 警視庁の迷宮入り事件を捜査する部署へ、スカウトされてやってきた波田煌子。冴えない容姿、ずれた発言で周りの刑事たちをイライラさせ、追い出されそうになるが、それとは裏腹に犯行から時間のたった猟奇事件を次々と解決する・・・。収録作は“涙の赤い薔薇”“涙の冷蔵庫殺人”“涙の海岸物語”“涙のエレベーターガール”“涙の少女人形”“涙のクニタチーゼ”“涙のサヨナラホームラン”の7編です。
 推理自体は無理やりだけど、ずれた会話がおもしろかったです。一番やられたのは…
同僚刑事「あなた、なかなかやるわねえ」
波田煌子「そんな。たいしたことありませんよ。迷宮入りになっていた猟奇殺人事件を解決しただけですから」
 TVドラマの「富豪刑事(深田恭子)」とか「ケイゾク(中谷美紀)」と似た感じのずれ振りです。

評価 良
[PR]
# by susitaro522 | 2005-10-30 02:27 | ミステリ

片づけられない女たち

e0014175_20422299.jpgサリ・ソルデン/WAVE出版/1600円/2005.10.24.読了

 2ちゃんの「汚部屋からの脱出」愛読者として、一度は読んでみなければ・・・と思っていた本です。平易な文章と事例を使っており、読みやすく分かりやすい本でした。
 著者はカウンセラーで自らもADD(注意欠陥障害)の女性です。ADHD(注意欠陥多動障害)は落ち着きのない子供の例が一般に広まっていますが、この本では多動性のない女性のADDについて述べられています。
 多動性のない女性のADDは未診断・未治療のまま大人になることが多いようです。ADDの人が抱える困難には、「片付けられない」だけでなく「世間話ができない」というのもあるそうです。整理整頓などの雑用や社交はアメリカでも女性の仕事とみなされているので、女性のADD患者は自らの女性性に大きな問題に抱えることがおおいようです。その反面、創造的な能力に恵まれているのですが、雑用がこなせないためその力が発揮できないことがあるそうです。
 私自身は部屋を散らかすこともありますが、基本的にはお片づけはできるのでADDではないと思います。でも、「世間話ができず、パーティー(日本では宴会)が苦手」には激しく当てはまります。
 
評価 良
[PR]
# by susitaro522 | 2005-10-24 16:30 | ノンフィクション

文鳥様と私 7

e0014175_00529.jpg今 市子/あおば出版/650円/2005.10.18.読了

 今 市子の部屋にはナイゾウ、ささめ、うさ、かめ、・・・しんのすけ、さえきひなこという文鳥ズとバーバラ、ジョリイ、ぽん太という十姉妹がいます。
 7巻は、ナイゾウ、しんのすけ、ささめ、バーバラの闘病記。小鳥の治療・看病って大変そうです。体重も1グラム単位で管理、採血は首から。
 このシリーズ、載っている分量の割に値段が高いので悲しいです。

評価 良
[PR]
# by susitaro522 | 2005-10-18 22:46 | マンガ

お伽もよう綾にしき

e0014175_0165.jpgひかわきょうこ/白泉社/390円/2005.10.18.読了

 ひかわきょうこの新刊です。前作「彼方から」と同じくファンタジー、舞台は日本、作中では明らかにされていませんが時代は平安とか室町っぽい感じです(鎌倉時代が抜けてる)。
 ストーリーは・・・
 不思議な力(物の怪を呼ぶ)を持つ少女鈴音(すず)が主人公。両親のいないすずは「ととさま(父親)はあったかくてやさしくて困ったときに助けてくれる」と教えられ、近所の子どもにいじめられているのを助けてくれた青年・新九郎を“ととさま”と慕うようになる。1年半の後、新九郎は行方不明に。10年後、ととさまの残した笛から、公家姿でととさまそっくりの男(おじゃる様)が出現・・・。という感じでしょうか。
 いろんな物の怪(怖いのもかわいいのも)が出てきます。戦いのシーンもかわいらしいシーンもあります。
 ひかわきょうこ、結構根強いファンがいるのですね。「絵が上手」という評価があるのにちょっとびっくりしました。そういう私もデビュー以来ずっと読んでいます。細く長く書き続けていただきたいです。

評価 良
[PR]
# by susitaro522 | 2005-10-18 22:46 | マンガ

今日のニュース

e0014175_23593446.jpg井口かのん/文化社/648円/2005.10.16.読了

 「本でもマンガでもなんか読もう」と思って、本屋をうろうろしていて目に入りました。
 ビニールで包まれていて、表紙は写真で絵柄が確認できず・・・家に帰って開けてみたら、絵柄も内容も「小学生か中学生向け?」って感じでした。
 主人公は中学生~高校生で、自殺、占い、三角関係、親の過干渉などがサイコサスペンスっぽい感じで描かれています。ラストに救いのないものが多かったのが、ちょっと意外でした。

評価 不可
[PR]
# by susitaro522 | 2005-10-16 22:45 | マンガ

逢坂みえこ THE BEST

e0014175_2358566.jpg逢坂みえこ/集英社/400円/2005.10.15.読了

 逢坂みえこの短編集です。収録作は“純毛ブランケット”“夢で逢いましょう”“おいにさまとお呼び”“天才ジミーの人生”“昼のさんぼ”の5編です。
 生きていく中で感じるほろ苦い思いをやさしい絵で描いています。
 “純毛ブランケット”と“昼のさんぽ”は「永遠の野原」で既読。この人の描く犬はほんとにかわいいですね。欲しくなっちゃいました。

評価 良
[PR]
# by susitaro522 | 2005-10-15 22:42 | マンガ

六とん2

e0014175_22205495.jpg蘇部健一/講談社/800円/2005.10.10.読了

 「六枚のとんかつ」に引き続き、ゴーインなトリックで読者をあっといわせるミステリ!?
 というより「動かぬ証拠」に似ています。謎を提示した短い話のあと、ラストページで解答が示されます。
 トリックの解答って言うより、オチって感じですけど。
 肩のこらない気楽なミステリですけど、「そんなことはないでしょう!」というラストもあり。

評価 良
[PR]
# by susitaro522 | 2005-10-10 20:59 | ミステリ

鑑識捜査三十五年

e0014175_22211752.jpg岩田政義/中公文庫/544円/2005.10.10.読了

 引退した(?)刑事によって書かれた事件の記録です。現実の犯罪捜査(殺人)がどのように行われているかが分かって興味深いですが、いかんせん舞台が古い。昭和30~40年代にかかれたものです。まあ、それもおもしろいですけど。
 凄惨な事件現場も淡々と描写してあるので、あんまり怖くないです。

評価 良
[PR]
# by susitaro522 | 2005-10-10 20:53 | ノンフィクション

あきらめのよい相談者

e0014175_23575937.jpg剣持鷹士/創元推理文庫/640円/2005.10.9.読了

 イソ弁の剣持鷹士の元に訪れるちょっと変わった相談者たち。理解に苦しむ依頼とその後起こる事件の謎を解くのは、主人公の友人コーキ・・・。
 表題作の他“規則正しいエレベーター”“詳しすぎる陳述書”“あきらめの悪い相談者”の3編が収録されています。舞台が博多なので、博多弁の会話が懐かしいのと、法律の豆知識が読めるのはよかったけれど、「おもしろい」というにはなんか足らないのです。
 それにしても、この主人公、依頼の内容を友人にしゃべっちゃうのはまずいのではないでしょうか。

評価 可
[PR]
# by susitaro522 | 2005-10-09 23:57 | ミステリ

修善寺能面殺人事件

e0014175_23573555.jpg和久峻三/徳間書店/600円/2005.10.9.読了

 赤かぶ検事シリーズです。旧家を舞台にし、連続殺人と7枚の能面の消失の謎が出てきます。
 新幹線に乗る前に時間つぶしのためキオスクで買ったのですが、全然おもしろくありません。失敗です。
 和久峻三、昔はおもしろいのを書いていたのに・・・残念。

評価 不可
[PR]
# by susitaro522 | 2005-10-09 22:09 | ミステリ

きょうの猫村さん 1

e0014175_2357380.jpgほしよりこ/マガジンハウス/1200円/2005.10.8.読了

 話題になっているらしいので、読んでみました。
 猫の家政婦、猫村さんが主人公のマンガです(他の登場人物は人間)。小さい頃に飼われていたうちのぼっちゃまのために家事を覚えた猫村さんだが、ぼっちゃまの両親の離婚をきっかけにその家を出ることとなる。そして、家政婦会に所属、派遣された家庭は金持ちで表面は取り繕っているが、世間に秘密にしていることがありそう・・・。家事全般を完璧にこなすスーパー家政婦、猫村さん。お手製のオムライスはとってもおいしそう。
 なんですけど、この本の魅力は私には分かりませんでした。絵もヘタウマってカンジでしょうか、昔の絵柄という印象です。“手作り”や“人情”“ゆっくりペース”に魅力を感じる人にはいいかも。
 半額くらいだったら良かったけれど、値段高すぎです。

評価 可
[PR]
# by susitaro522 | 2005-10-08 22:21 | マンガ

黄泉路の犬

e0014175_23563481.jpg近藤史恵/徳間書店/860円/2005.10.8.読了

 「狼の寓話」に続くシリーズ。
新人刑事、會川圭司と先輩黒岩が関わった強盗事件が発端。被害者宅から連れ去られたチワワの行方を追ううちに、捨て犬、捨て猫の貰い手を捜しているホームページに行き当たる。サイト主の自宅に向かった2人を待ち受けていた凄惨な現場とは・・・。
 この本で“アニマルボーダー”という言葉を知りました。私はネットの縁でグレとアンジーに出会うことができたのですが、犬や猫の里親募集のサイトを巡る際、「多頭飼い崩壊」というページに時々行き当たりました。目の前にいる行き場のない犬や猫を見捨てることは難しいけれど、自分の限度を超えて保護することは非現実なことなのでしょうね。

評価 良
[PR]
# by susitaro522 | 2005-10-08 22:03 | ミステリ

ドッペルゲンガー宮

e0014175_22192547.jpg霧舎 巧/講談社文庫/857円/2005.10.6.読了

 第十二回メフィスト賞受賞作です。
 北澤大学新入生の二本松翔は“あかずの扉研究会”というサークルに入ることになった。先輩たちはいずれも一癖ある面々。1年前に失踪した名門女子高の生徒の謎が絡む流氷館に招かれた“あかずの扉研究会”のメンバーだが、「そして誰もいなくなった」になぞらえた連続殺人が起こり・・・。
 本格ミステリの要素満載でしたが、楽しめず。読み終えるのにすごく時間が掛かってしまいました。

評価 不可
[PR]
# by susitaro522 | 2005-10-06 21:11 | ミステリ

バルバラ異界 4

e0014175_22174228.jpg萩尾望都/小学館/505円/2005.9.30.読了

 「バルバラ異界」の最終巻です。結局よく分かりませんでした。
 過去あるいは未来の失敗を取り返すために、繰り返し“その時”を訪れるというテーマが萩尾望都の作品には出てきます。一番著明なのは「酔夢」。あと「銀の三角」とか。「残酷な神が支配する」もそうですね。
 フロイトの「反復強迫」ってカンジです。

評価 良
[PR]
# by susitaro522 | 2005-09-30 20:59 | マンガ

グースカ夢見る問題児

e0014175_22151916.jpg森 奈津子/文鳥出版/1000円/2005.9.29.読了

 森奈津子さまの過去の作品の復刻版です。
 学校への抗議行動のため長期欠席している主人公の少女、松田秀子は夢の中で知らない学校を訪れていた。そこは全国の登校拒否の生徒が夢の中でだけ通うことができる学校だった・・・。
 この本はご本人のホームページで通信販売の告知があり、手に入れることができました。いわゆる同人本(!?)なのでしょうか。森奈津子さまからメールが来たり、封筒の宛名が直筆だったり、もう大変です(ファンなので)。
 内容は少女小説でした。

評価 可

ホームページはコチラ
[PR]
# by susitaro522 | 2005-09-29 21:02 | 森 奈津子さま

週末に会いましょう 参

e0014175_2356275.jpg篠原烏童/朝日ソノラマ/2005.9.24.読了

 中国への返還辺りの香港を舞台にした壮大なファンタジー「週末に会いましょう」の最終巻です。
 週末の記憶がなくなる青年、阿樹の周辺の話から始まった話が、あっという間に麒麟、白虎、青龍、朱雀、玄武の活躍する大きな話になりました。もう一人の阿樹、灰暗の存在の謎も明かされます。
 最近10巻を越える長いマンガが多いですが、比較的短い分量で壮大な話を描き、最後はきちんと大団円ってカンジでまとめてあって、作者の力量を感じました。
 それにしても、麒麟、かわいいです。個人的には白虎の変身したバージョンも神秘的な女性ってカンジで好みです。

評価 良
[PR]
# by susitaro522 | 2005-09-24 22:08 | マンガ

楽園まであともうちょっと 3

e0014175_23552481.jpg今 市子/芳文社/2005.9.24.読了

 借金を抱え、つぶれかけた旅行社“楽園企画”をめぐるどたばた喜劇・ホモ・登山マンガ「楽園まであともうちょっとの」最終巻です。
 お互いに好きなのになかなか先に進まない川江と浅田の関係も、や~っと決着がつきました。なんか終始バタバタした話の展開でしたが、おもしろかったです。ゲイ・セクシャルの苦手な方にはおすすめしませんが。

評価 良
[PR]
# by susitaro522 | 2005-09-24 21:53 | マンガ

半落ち

e0014175_2354531.jpg横山秀夫/講談社文庫/620円/2005.9.17.読了

 映画も話題になった横山秀夫の警察小説です。
 警察内でまじめで誠実な人柄と評判の良い警察学校の教官がアルツハイマーをわずらう妻を殺した。自分が殺したことも認め、動機も「病気を悲観する妻に依頼された」とはっきりしているが、犯行後の2日間の行動だけはどうしても明かそうとしない・・・。
 「半落ち」というのは、「全部自白しない」という意味らしいです。
 「傑作」と話題になった本なので期待しましたが、良さが分かりませんでした。ラストも「そんなことだったのか・・・」というカンジでした。

評価 良
[PR]
# by susitaro522 | 2005-09-17 22:41 | ミステリ

サバス・カフェ 4

e0014175_23541311.jpg谷地恵美子/朝日ソノラマ/590円/2005.9.17.読了

 アメリカで生まれ、幼いころから他人に預けられて育った少年、四布木大が日本に帰ってきて入ったアメリカンスクールで友情を育んでいくマンガ(こう書くとすごく薄っぺらいカンジですね)「サバス・カフェ」の最終巻です。ようやく探し当てた祖母に強い憎悪と拒否を向けられ、その原因である自分の出生の秘密を知った大ですが、事故をきっかけに全てが収束に…。
 最後はキレイにまとめすぎってカンジもしなくもなく…。タイトルの「サバス・カフェ」ももっとストーリーに絡んでくると期待していたのに…(いや、絡んではいましたけど)。
 短編「夢よりも」が同時収録されています。

評価 良
[PR]
# by susitaro522 | 2005-09-17 21:26 | マンガ

のだめカンタービレ 13

e0014175_22115087.jpg二ノ宮知子/講談社/390円/2005.9.16.読了

 のだめもとうとう13巻。
 「最近、どんな少女マンガがはやっているんでしょう」と、本屋の平台に積んであるのを改めて眺めてみましたが、なんかみんな同じ絵に見えました。おばさん化が進んでいますねー。小学生や中学生を対象にしたものでも露骨でアブノーマルな性的描写があるという話も聞くし、題名もそれっぽいし、どうなっちゃってるんでしょう?
 のだめ13巻はパリ留学中ののだめと千秋さまが相変わらず頑張っています。千秋さまが新しく所属したオケとの関係どうなるのかしら~。手ごわそうです~。

評価 良
[PR]
# by susitaro522 | 2005-09-16 21:09 | マンガ

ベルカ吠えないのか?

古川日出男/文藝春秋/1800円/2005.9.9.読了

 Dr.Mがくれました。
 第二次世界大戦中、日本軍によって孤島に輸送された3匹の軍用犬。その数奇な運命・・・といったお話でした。世界中に散らばりながら子孫を増やしていく犬たちの姿を世界情勢と絡めながら独特な筆致で描いた作品のようです。本のオビには「犬によるクロニクル」と書いてあります。筒井康隆の「バブリング創世記」をなんとなく連想。
 「おもしろくなかったらくださいね」とDr.Mに言われました。そういうわけでもはや手元にはないので、画像はありません。
 アマゾンのページはコチラです。
 Dr.Mはおもしろかったそうです。こういうのってっやっぱり性差が出るのでしょうか。

評価 可
[PR]
# by susitaro522 | 2005-09-09 21:27