誉田哲也/光文社文庫/648円/2009.4.14.読了
私にとって、当たり外れが大きい誉田哲也の新刊です。裏表紙のあらすじを読んでたぶん大丈夫と判断。 元バンドマンで、今は巨乳・ロリ顔の女の子をスカウトする仕事をしている祐司。仕事で立ち寄ったライブハウスで出会ったロックバンド「ペルソナ・パラノイア」のギタリスト・夏美に大きな輝きを見出した祐司は、彼女をスカウトすべく夏美のバイト&練習先に通い続けるが、バンドのメンバーが突然自殺。夏美が慕っていたボーカルの彼の自殺の理由は?そして、偽名を名乗っていた彼の正体は? ↑の謎を追う夏美に振り回される祐司。手がかりとも思えないほど妙な手掛かりをもとに、二人は新潟へ…。この謎を追うのが、ミステリっぽいですが、基本的には青春小説?カリスマとか才能の有無は生まれながらのもので、努力しても身につくものではない…という悲劇が「アマデウス」を連想させます(ちょっと大げさ?)。 ちょっとしか出てこない脇役(夏美の友人とか自殺した薫の父親とか祐司の上司の梶尾とか)が魅力的です。なかなかよいです。続編「ガールミーツガール」も読んでみたいです。乞う・文庫化。 評価 良
by susitaro522
| 2009-04-14 12:42
| ミステリ
|
ファン申請 |
||