青井夏海/光文社文庫/533円/2009.7.15.読了
地域に身近な存在であるはずなのに、何が行われているかよく知らないコミュニティーセンター。そんなコミュニティセンターを舞台に1つの家族が次々に巻き込まれる日常的な事件が描かれているミステリです。連作の体裁を取り、最後は1つの事件に収束するってカンジでしょうか。収録作は以下の5編です。 “もう一度ときめきたいあなたに 一階・シルバー村” “自分らしく生きたいあなたに 第二小会議室・英会話講座” “セカンドライフに備えたいあなたに 五階・トレーニングルーム” “マイペースで勉強したい君に 中会議室・教えっこクラブ” “家族の絆を見失ったあなたに 第一小会議室・おやじ学講座” シルバー村は祖父、英会話教室は出戻ってきた叔母、トレーニングルームは専業主婦の母、教えっこクラブは中学生の息子、そして最後のおやじ学講座は父親と高校生の長女が登場します。1つの家に住んでいても気持ちはバラバラ。お互いにうっとうしいと思いつつ小競り合いのみで爆発はしない。そんなどこにでもいそうな家族が書かれています。う~ん、まあ、ふつう? 評価 良
by susitaro522
| 2009-07-15 10:49
| ミステリ
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