麻生 幾/幻冬舎文庫/648円/2010.8.9.読了
「いつ天然痘が出てくるの?」という期待のみで読み続けた「ケースオフィサー」の下巻です。 海外での潜入捜査で燃え尽き、日本で沈滞した日々を送っていた名村。数年を経た現在、日本にテロ発生するという情報があり、名村は10年以上のブランクの後、捜査戦線に復帰させられる。かつての情報提供者とのコンタクトを復活させ、必死に防戦しようとする名村の努力をあざ笑うように次々と発生する細菌テロ。名村は、最終的な大規模テロを阻止できるのか!? 出てきました。天然痘。しかも、通常の天然痘ではなく劇症化したやつです。バタバタ人が死にそしてどんどん広まっていきます。天然痘と闘う医師たちの活躍や悲劇。警察官たちの必死の捜査…この部分が読みたかったのです。ラストはもちろん“阻止できた”でしたが、すでに広まってしまった天然痘に対する手立てが見つかったとは書いてないので、もやもや感が残ります…。 評価 良
by susitaro522
| 2010-08-09 16:19
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