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e0014175_11554451.jpg山本 弘/創元推理文庫/860円/2010.8.13.読了

 どんな本かわからないけど、なんとなく面白い気がして読んでみました。アタリ!です。いろんな人に勧めてしまいました。
 現代の日本が舞台。なにもかも現実の日本と同じだけど、たった一つ違うところは怪獣がひんぱんに出現すること。怪獣出現は『自然災害』と見なされ、予測と分析と対策は気象庁の管轄になっています。その気象庁の『特異生物対策部』略して『気特対』のメンバーがこの物語の主人公になっています。
 ふつーの世界にふつーに怪獣が出現するという発想が秀逸。そして、対処する部署が気象庁の公務員だというところも秀逸。ヒーローじゃない人々が闘ったり、逃げたり、怪獣に同情する描写が生き生きしています。大きな虚構を細かいリアリティーで支えているところもよいですねー。
 連作短編集になっており、さまざまな怪獣が登場します。一番好きな話は「気特対24時」みたいな番組で密着取材を受ける話です♪
 現在ドラマ放映中。しかし、私の住んでいるところでは観ることはできないようです(涙)。

評価 優
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by susitaro522 | 2010-08-13 12:01
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