人形館の殺人

e0014175_2244396.jpg綾辻行人/講談社文庫/743円/2010.8.18.読了

 綾辻行人の「館シリーズ」、新装改訂版になったので、再読してみました。4冊目です。
 子どものころ母親を亡くし、父とも離れて叔母夫婦に育てられた飛龍想一。父親が亡くなったのを機に、育ての母である叔母とともに京都にある館に転居。館には随所に顔と身体の一部がないマネキンが立っている。どことなく得体のしれない同居人たち。暗示めいた小さな事件。想一のもとに送りつけられる脅迫状。そして、彼を襲う意味不明なイメージ…に徐々に追いつめられる想一。そんななか館に火が放たれ母親が死に、同居人の一人が密室状態で殺されるという事件が起きる。想一の罪とは何か?そして犯人は?島田潔は間に合うのか?
 1冊ごとに、綾辻行人がさまざまな異なる趣向を繰り出す「館シリーズ」。「人形館」はそう来たかってカンジです(ずっと以前に読んだのにすっかり忘れてます…)。初めて出た時は斬新。そして今でも読ませます。
 太田忠司の解説も、新本格が誕生する必然性を書いていてなかなか良いです。

評価 良
[PR]
by susitaro522 | 2010-08-18 20:51 | ミステリ
<< 寡黙なる巨人 海辺の博覧会 >>