北森 鴻/光文社文庫/552円/2010.10.14.読了
愛媛県から上京した明治元年生まれの少年・葛城冬馬。昔気質の髷頭の縁で東京大学医学部教授・ドイツ人のベルツ先生のもとで住み込みで働くことになる。彼が出会う“米国人水夫殺人事件”“活き人形が歩き出す”事件などと開国し列強の国々の狭間でほんろうされる日本の姿を描いた1冊です。 ベルツ教授は実在の人物だそうです。北森鴻はいろんな本を書いていますが、近代を舞台にしたミステリも得意分野。この本もそうですが、なんだか北森鴻というよりも、鯨統一郎を読んでいるようでした。 評価 良
by susitaro522
| 2010-10-14 13:18
| ミステリ
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