三津田信三/講談社文庫/724円/2010.12.26.読了
「作者不詳」の下巻です。「迷宮草紙」という同人誌を読む主人公2人という体裁を取っている本作。「迷宮草紙」に収録されている1編1編がミステリで、そして最後に収められている“首の館”が、同人(同人誌を書いたメンバー)が登場するミステリという体裁。いよいよ凝っています。 下巻に収録されているのは粒揃い!ってカンジでした。叙述ミステリの技術が活きたアレとか。「そして誰もいなくなった」パターンのアレとか。 まだ読み始めたばかりですが、三津田信三は昭和(の始め)の雰囲気と怪奇幻想風味たっぷりという特徴が顕著ですね。しかも、ミステリとしてもしっかりしています。好みは分かれると思いますが、読み応えあります。 評価 良
by susitaro522
| 2010-12-26 15:51
| ミステリ
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