密室の如き籠るもの

e0014175_9594635.jpg三津田信三/講談社/1000円/2011.1.30.読了

 名探偵・刀城言耶が活躍するシリーズの短編集。
 “首切りの如き裂くもの”…お屋敷街で起こった連続首切り事件。被害者は良家の令嬢ばかり。最後の被害者を祀る祠の周りで起こる怪異。そして、また事件が!しかし、その路地は密室状態になっており…。
 “迷家の如き動くもの”…行商の少女たちが出会ったふしぎな家。それは立ち寄った人間を餌食にする【迷家】なのか!?
 “隙魔の如き覗くもの”…隙間から覗くと未来が見えるという能力を持った主人公。彼女が見たヴィジョン通りに殺人事件が起こる。犯人は彼女の同僚のうちだれか!?
 “密室の如き籠るもの”…『よしこ』という音の妻を次々に亡くす父親。妻たちの死に関わる蔵と謎の箱。この家に突然現れた『葦子』という女性は記憶を失っており…。
 もうね、雰囲気たっぷりですよ。こっくりさんとか迷家とか障子やふすまの隙間とか。でも、骨子は意外とバリバリのミステリ。

評価 良
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by susitaro522 | 2011-01-30 08:16
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