百蛇堂 怪談作家の語る話

e0014175_2111266.jpg三津田信三/講談社/1200円/2011.1.31.読了

 「忌館 ホラー作家の棲む家」「作者不詳 ミステリ作家の読む本」に続く、編集者の三津田信三が主人公の小説です。続きが読みたくて、あちこち探しやっと見つけました。この本の隣に「蛇棺葬」という本も並んでいたのですが、「怪談作家の語る話」というサブタイトルがついている「百蛇堂」のほうが続編に違いないと判断し、こっちを先に読むことに…。
 編集者の三津田信三は実話怪談の本の出版を企画。知り合いの編集者から紹介された龍巳という男性の原稿を受け取る。この原稿を読み始めたころから、三津田の身辺におかしな出来事が続き、現行の写しを渡した同僚の女性は失踪。謎を解くために、京都にある龍巳の家を訪れた三津田をさらなる恐怖が…。けっこう厚い本でこの後も話は続きます。しかし、この京都の町屋(京都特有の建築方法。間口が狭く奥に長く続いている)での描写がすっごく怖かったです。細長くてなかなか出口にたどり着けないのに、なんだかまっくろで怖いものが追いかけてくるのです(涙)。
 龍巳が三津田に渡した原稿というのが、ミステリとホラーを融合したような実話で、密室殺人や児童連続失踪事件が出てくるらしいのですが、肝心の原稿の中身は「百蛇堂」には登場しません。この原稿の中身が、私が後回しにした「蛇棺葬」だったようなのです。おかげでほとんどちんぷんかんぷんでした。

評価 良
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by susitaro522 | 2011-01-31 21:11 | ミステリ
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