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テルマエ・ロマエ 3

テルマエ・ロマエ 3_e0014175_1351058.jpgヤマザキマリ/エンターブレイン/680円/2011.5.5.読了

 「テルマエ・ロマエ」の3巻。表紙にやられました。苦悩する像とシャンプーハット。首の傾け方も上体のひねりも完璧に苦悩を表現しています。シャンプーハットがその苦悩のすべてをぶち壊し、そして引き立てています。「テルマエ・ロマエ」のおもしろさは、こういう取り合わせの妙、アレンジの仕方です。古代ローマ人が現代日本にタイムスリップして、入浴文化をローマに取り入れる、というアイディアを思いついたとしても、おもしろくなるかどうかは、作者のセンス次第と強く感じますよ…。
 3巻で登場する日本の入浴文化は、①温泉街(と射的)、②樽風呂(ドラム缶風呂みたいなやつ)、③(成金の)スーパー銭湯の3つです。
 ルシウスの名声が高まるにつれ、政治に巻き込まれ、敵も出現しますが、風呂パワーで圧倒です。というか、敵がいることにルシウスは気づきません…。
 ルシウスは日本人のことを“平たい顔族”と呼んでいます。“平たい顔族”の一員として、私も風呂に入らねば!温泉行かねば!!

評価 良
by susitaro522 | 2011-05-05 22:20 | マンガ
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