石持浅海/光文社文庫/629円/2011.10.29.読了
水族館を舞台にしたミステリ。 2年前に心臓発作で不慮の死を遂げた職員の命日。水族館を脅迫するメールが届きます。水槽に危険物を入れるという手口、犯行のあとに送信されるメールに職員たちは館内を右往左往させられます。そんな中起こった第2の死。犯人はだれか、そしてその狙いは…? 脅迫事件の犯人は、最初のほうにピンと来てしまいました。この本の魅力はミステリ部分よりも、水族館という組織の魅力と水族館の新しい可能性を拓けようという人たちの夢です。 石持浅海は会社とか組織の描写がうまいですね。このほうもそうでしたが、「ガーディアン」も、他部署から人を集めて新しいプロジェクトを立ち上げるプロセスが読んでいてとても興味深かったです。 評価 良
by susitaro522
| 2011-10-29 23:44
| ミステリ
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