人気ブログランキング | 話題のタグを見る

GOSICK

GOSICK_e0014175_13295435.jpg桜庭一樹/角川文庫/552円/2011.12.6.読了

 このシリーズ、何冊も本屋に並んでいます。他の桜庭一樹の本とはちょっと違ったカンジですけど、おもしろいのでしょうか。
 舞台はヨーロッパ。時代は20世紀初め。帝国軍人の息子・久城一弥は留学して、ヨーロッパの小国・ソヴュールの寄宿学校で暮らしている。そこは各国の良家の子女が学んでいるところ。その学園の図書館で暮らす美少女・ヴィクトリカと一弥が巻き込まれた事件とは…。
 塔のある図書館から一歩も出ないはかなげな美貌の少女。フリルとレースがちりばめられたその身体には毒舌と博覧強記な頭脳が備わっている…というのが萌えポイントでしょうか?一弥をこきおろし、こき使うやりとりが萌えポイントでしょうか?
 事件は客船に閉じ込められた招待客たちが次々に殺されていく…というもの。それが、十数年前に同じ船で殺し合いを強いられた少年・少女たちの事件を下敷きにしており、さらにそれは起こるべきあの戦争への序章だった、というストーリーでした。
 ミステリの名作のエッセンスをちりばめた名作、と解説にありましたが、あんまり萌えません。アニメはおもしろいのかなぁ。ヴィクトリアちゃんが映像化されたら萌えるのかなぁ。

評価 可
by susitaro522 | 2011-12-06 21:23 | ミステリ
<< ぶたぶたは見た スノーフレーク >>