ジョージ・マクドナルド/早川書房/880円/2005.11.3.読了
お屋敷の御者の息子ダイアモンドは部屋の隙間から聞こえる北風の声に導かれ。美しい女性の姿をした北風に抱かれ、ダイアモンドはロンドンの街や、嵐の海へ。そして北風のうしろの国へ…。1871年に書かれたイギリスのファンタジーです。主人公のダイアモンド少年はあまりに無垢で賢いので、儚い印象がします。 子どもの頃、うちにあった児童文学全集に収録されていました。この本はさびしくてちょっと怖かったです。挿絵がモノトーンだったのでよけいにそんな気がしたのでしょう。19世紀の下級階級の子どもの生活も興味深いです。 評価 良
by susitaro522
| 2005-11-03 01:21
| 児童文学
|
ファン申請 |
||