プライベートフィクション

e0014175_2215276.jpg真梨幸子/講談社/820円/2012.10.4.読了

 真梨幸子の短編集です。
 “一九九九年の同窓会”…冴えない男性が小説家としてブレイク。同窓会で近づいてきた元同級生の意図は…。
 “いつまでも、仲良く”…ダイエットに成功し美貌を手に入れたヨシエ。学生時代からの友人グループの反応は…。
 “小田原ランタン町の惨劇”…高慢なリサから地味で従順なミキに乗り換えた豊。しかし、ミキにも飽きて捨てようとした矢先に“妊娠したの”というメールが…。
 “自由研究―プライベートフィクション”“夢見ヶ崎―プライベートフィクション2”…この2つの話はつながっています。過去と現在が入り乱れ、視点人物が変わっていく複雑な構成でよくわかりませんでした。他の作品にも登場した「青い瞳のジャンヌ」というマンガがここにも登場!ということのみ印象的。呪われたマンガです。
 というわけで、初めの3作だけ。いずれもドロドロした人間の欲望が容赦なく書かれてます。特に“いつまでも、仲良く”がおもしろかったです。激しく誇張されていますが、女の友情も母と娘の関係も「あるある」と思わせる醜さです。

評価 良
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by susitaro522 | 2012-10-04 19:47
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