まいなす

e0014175_2241673.jpg太田忠司/PHP文芸文庫/762円/2012.10.6.読了

 主人公は超しっかりした14歳の女の子。名前は那須舞。英語読みすると「マイナス」になることを気にして、しっかりすることを心がけているし、友人から“マイナス”とあだ名で呼ばれることに文句も言えない…痛々しいほどがんばっています。話をしたこともない同級生にムリヤリ頼まれ、地元の山に登ることになった舞。立ち入り禁止の洞穴の前で、倒れている先輩を助けた2人。意識を回復したその先輩は未来の予言を2つするが、1つが的中してしまう。もう一つは舞やその先輩の学校で、女子生徒が殺されるというもので…。
 彼の予言が引き起こす騒動やその事件を取り巻く人たちの悪意が読みどころ。でも、私は舞を山に連れていった同級生と舞のおじさんのキャラクターに惹かれました。わがままほうだいの同級生の書き方がすごいです。
 ミステリとしても、少女の成長小説としても読める1冊です。太田忠司うまいですね。

評価 良
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by susitaro522 | 2012-10-06 07:08 | ミステリ
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