新世界より 下

e0014175_9554667.jpg貴志祐介/講談社文庫/790円/2012.10.11.読了

 いよいよ下巻です。
 話は一気に飛んで、主人公は大人になっています。
 で、人間には絶対服従のはずのバケネズミ。その一派が反逆を始めます。しかも、その武器は主人公のかつての親友同士に生まれた子ども。バケネズミを育てれらた子どもは強大な“呪力”を持ち、それを人間たちに向けてきます。これに対抗すべく、主人公たちは1匹のバケネズミとともに廃墟となった東京に、武器を探死に行きます。
 クライマックスで明らかにされるこの作品の世界観がすごいです。ネタばれになってしまいますが、「猿の惑星」を彷彿とさせます。解説に、この物語は貴志祐介がデビューのころ書いた短編をベースにしている、とありましたが、このイマジネーションとそれを支える構成力はすごいですね。
 …ところで、アニメですが、オビを見る限り絵のカンジがイメージと違いますね~。主人公たちの図柄がかわいらしすぎ、目が大きすぎ、です。でも、下巻のオビに書かれているバケネズミ2匹と思いますが、たてがみのあるほうが主人公たちと行動を共にする奇狼丸ですよね。たぶん。これはけっこうカッコいいです。本だけでは人間以外の生きもののビジュアルがイメージできなかったので、とりあえず録画はしてみるつもり。
 タイトルの「新世界より」。物語の中で、この音楽が流れてくるシーンが印象的なのです。タイトル、ステキです。

評価 良
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by susitaro522 | 2012-10-11 11:30
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