パパママムスメの10日間

五十嵐貴久/幻冬舎文庫/762円/2012.11.1.読了

 会社員の父親と高校生の娘。微妙な関係の2人の人格が入れ替わってしまった!というドタバタの数日を描いた「パパとムスメの7日間」の続編。今回は母親の入れた3人家族が入れ替わってしまいます!
 パパは母親の身体に、ママは娘の身体に、そしてムスメは父親の身体に…。そこに、父親の会社での問題が絡みます。この問題を親子三人で解決できるのか?そして、元の身体に戻ることができるのか?そもそも入れ替わりのきっかけはなんだったのか?が読みどころ?
 ムスメは前回も父親になっているので、ある意味慣れていますが、専業主婦の母親になってしまった父親は家事がまったくできません。「一人暮らしをしていたからだいじょうぶ」なんて甘く見ていましたが、大間違い。それにしても、全自動の洗濯機がろくに扱えないなんて信じられません。
 ドタバタを通して、家族のきずなを取り戻す…というのが、テーマでしょうが、それよりもやっぱり入れ替わった父親のダメぶりがおもしろかったです。結局、父親は家事よりも自分の仕事のトラブル解決に奔走している描写が多くて、そこは物足りなかったです。でも、大学生になったばかりの娘になった母親のはじけっぷりは楽しかったです。母親はバブル世代。女子大生ブーム&ディスコでノリノリの体験がよみがえりましたね~。

評価 良
[PR]
by susitaro522 | 2012-11-01 12:31
<< 青銅の悲劇 上 平等ゲーム >>