リミット

五十嵐貴久/祥伝社文庫/667円/2013.2.22.読了

 ラジオの深夜放送に届いた1通のメール。「番組が終了したら、死のうと思います」とという自殺予告を止めようと、パーソナリティとリスナーは走りはじめる…なんて言って、最初にがんばるのはディレクターの男性なんですけどね。予告メールを番組で取り上げるにあたって、ラジオ局の偉い人たちは反対。パーソナリティのカリスマタレントも“自分のキャラじゃない”と拒否されてしまうのです。なかば強引に、そして戦略的にパーソナリティを巻き込んだディレクター。みずからの首を掛けた自殺防止は実現するのか!?
 放送時間というリミットのなかで、メールを送った人間を特定し、捕まえる…というサスペンスフルなストーリーでしたが、なんといってもテレビにはないリスナーとの一体感を描きたかったのでは、と感じました。高校生の時、お世話になりましたよ、深夜放送。
 パーソナリティのカリスマ芸人のモデルを想像する…というお楽しみもある1冊です。

評価 良
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by susitaro522 | 2013-02-22 01:59
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