チャコズガーデン

明野照葉/中公文庫/629円/2013.4.6.読了

 玉の輿に乗り、吉祥寺の瀟洒なマンションに移り住んだ…と思ったら夫の心変わりであっけなく離婚されてしまった主人公。慰謝料として、マンションを譲り受け、何をする気力もなく過ぎていく日々に身を任せていたが、マンションに新しく移り住んだ親子やトラブルのために、否応なく心の扉を開けることになっていく…。
 「家族トランプ」に続き、明野照葉の第2ステージ?という作風の本でした。都会のマンションなんだけど、そこにはコミュニティーが築かれていき、人々の交流が始まる。夫に捨てられたという事実を隠し、幸せな妻を演じていた主人公も再生を果たすというストーリーですが、登場人物の心理描写の細やかさは、さすが明野照葉でした。
 それにしても、このマンションステキそうです、大手マンション会社の手によるものですが、特別なこだわりのある作り。そして、その中でも最上階の部屋は特別仕様です。う~ん、見てみたい。

評価 良
[PR]
by susitaro522 | 2013-04-06 00:20
<< 県庁おもてなし課 金田一耕助VS明智小五郎 >>