備瀬 哲弘/マキノ出版/1575円/2006.3.14.読了
で、コチラは精神科医が書いた、体験を基にしたノンフィクションです。 出身地の沖縄の大学病院で困難な患者と出会い、彼女との関わりをきっかけに精神科ERに移り…。東京都府中のERでの精神科医としての勤務振りが、短い章ごとに紹介されています。訪れる患者は、統合失調症、過量服薬、アルコール依存などなど。非常に分かりやすく興味深い内容で、読み物として充分おもしろいです。府中ERは都知事の発想で作られたこと(あの“ER”を見て思いついたらしいです)、東京都の特有な精神科救急のシステムについても分かりやすく解説されています。 勤務先への思い入れや、スタンスなど、いろんな事情があるとは思いますが、↓の本と比べて、コチラのほうが客観的で、著者自身の意見、感情について整理されていると思います。 評価 良
by susitaro522
| 2006-03-14 20:05
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