増加博士と目減卿

e0014175_1672594.jpg二階堂黎人/講談社文庫/590円/2006.3.19.読了

 メタミステリの中・短編集。収録作は“『Y』の悲劇”“最高にして最良の密室”“雷鳴が轟く塔の秘密”の3編です。
 メタミステリって、小説の外の世界も想定したミステリのことのようです。つまり「作家が小説を書くために殺人を描いた…つまり作者が犯人」とか「読者が殺人のシーンを読むことを望んだ・・・読者が犯人」とか。最近読んだメタミステリでは鯨統一郎の「パラドックス学園」が印象的でした。考えてみると「読者への挑戦」が作中に挿入されるのも、読者を意識した行動だと言えますね。
 ミステリではないけれど、私がメタフィクションで連想するのは筒井康隆。「虚人たち」とかすごかったですね。

評価 良
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by susitaro522 | 2006-03-19 16:07 | ミステリ
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