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白骨の語り部

白骨の語り部_e0014175_1542134.jpg鯨 統一郎/中央公論社/950円/2006.4.9.読了

 六波羅一輝はミステリ作家。デビュー作「イエスの墓の語り部」は大ヒットし、将来を嘱望されていた。しかし、その後スランプに陥り、今では忘れられた存在になっている。新人編集者北村のぞみは、「イエスの墓の語り部」に続く作品を読むために出版社に就職したほどの一輝の大ファン。のぞみのお膳立てで、取材に訪れた民話のふるさと遠野で、一輝とのぞみは白骨死体を発見するが、その死体の主は昨日まで生きていたことが確認されており…。
 鯨統一郎にしては、ごく普通のミステリでした。妙なお色気(古い?)シーンと“オシラサマ伝説”の新解釈が鯨統一郎テイストでしょうか。

評価 良
by susitaro522 | 2006-04-09 15:42 | ミステリ
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