鯨 統一郎/中央公論社/950円/2006.4.9.読了
六波羅一輝はミステリ作家。デビュー作「イエスの墓の語り部」は大ヒットし、将来を嘱望されていた。しかし、その後スランプに陥り、今では忘れられた存在になっている。新人編集者北村のぞみは、「イエスの墓の語り部」に続く作品を読むために出版社に就職したほどの一輝の大ファン。のぞみのお膳立てで、取材に訪れた民話のふるさと遠野で、一輝とのぞみは白骨死体を発見するが、その死体の主は昨日まで生きていたことが確認されており…。 鯨統一郎にしては、ごく普通のミステリでした。妙なお色気(古い?)シーンと“オシラサマ伝説”の新解釈が鯨統一郎テイストでしょうか。 評価 良
by susitaro522
| 2006-04-09 15:42
| ミステリ
|
ファン申請 |
||