嫌われ松子の一生 下

e0014175_2173332.jpg山田宗樹/幻冬舎文庫/600円/2006.4.16.読了

 刑務所を出所した松子は、刑務所内で身につけた美容師の技術を生かし、銀座の美容院で働き出すが、そこでかつての教え子で失踪の原因となった龍洋一と再会し…。上巻に続いて、ぐいぐい読めました。「松子、ダメじゃん、また男で失敗してるじゃん」と思いつつ、ぐいぐい…。
 解説にもありましたが、松子のダメな点は
・男におぼれる
・自分でこうしたいという意志がない
なまじ頭が良く、手先が器用で、技術を磨くのに熱心なので、トルコ嬢にしろ、レジ打ちにしろ、美容師にしろ、上達するのですが、男が原因で投げ出してしまいます。で、その男は揃いも揃ってカスばかり…。でも、誰しも一歩間違えれば転落する可能性はあるんですよね。
 下巻では、もう1人の主人公、川尻笙が松子の生涯を追っていく中で成長していく過程も描かれています。
 下巻に登場する松子の友人(刑務所仲間)の沢村めぐみがカッコいいです。

評価 優
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by susitaro522 | 2006-04-16 02:21
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