米原万理/集英社文庫/743円/2006.6.18.読了
米原万理、亡くなったそうですね。1950年生まれだそうです。早いです…。惜しまれます…。 「オリガ・モリソヴナの反語法」…タイトルは本屋で目にしていましたが、「オリガ・モリゾウ」とか「オリガ・モリゾナウ」だと思っていました。微妙に違いますね。で、なんとなく武士の話?と思っていました…全然違いますね。 オリガ・モリソヴナは、ロシア人の女性の名前でした。主人公、広瀬志麻が少女の時に通ったチェコの学校のダンス教師が“オリガ・モリソヴナ”です。強烈なファッション、苛烈な反語法、そして、圧倒的なダンスの技術と教授法のうまさで、少女の志麻に強烈な印象を残したオリガ・モリソヴナ。大人になった志麻は、ロシアを訪れ、オリガの足跡を辿ろうとしますが…。 個性的で魅力的な1人の女性を襲った数奇な運命を解き明かしていくミステリの要素を持った1冊です。いろいろな要素が詰まった濃厚な小説でした。それにしても旧ソ連の政治すごすぎ! 評価 優
by susitaro522
| 2006-06-18 06:18
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