猫は引っ越しで顔あらう

e0014175_22373744.jpg柴田よしき/光文社文庫/533円/2006.6.24.読了

 柴田よしきの「猫探偵 正太郎の冒険④」です。新書で読んでない!と思ったら、文庫オリジナルだそうです。
 ミステリー作家桜川ひとみの飼い猫、正太郎は同居人(桜川ひとみ)のひっこしに伴い、琵琶湖の湖畔から東京の下町に引っ越すことになりました。新しい土地で出会う謎を、正太郎あるいは桜川ひとみが解き明かす短編集で、“正太郎と天ぷらそばの冒険”“正太郎と古本市の冒険”“正太郎と薄幸の美少女の冒険”“祈鶴”の4編が収録されています。
 このシリーズ、ずっと読んでいるのですが、今回はミステリーの部分より猫の心理・行動を描写している部分に興味が惹かれました。正太郎は白いところもありますが、ほぼ黒猫。べたべたしていない客観的な視線が魅力的です。私の猫グレ(とアンジー)の日記は、この本を参考にしています。飼い主(私のことですね)を“同居人”と呼ぶのも、実はこの本のマネです(笑)。
 冒頭、正太郎が新幹線に乗るシーンから始まるのですが、猫が新幹線を嫌いなのは振動のせいとは気づきませんでした。知らないところに連れ出されるのが嫌なのだとばかり思っていました(それも嫌なんでしょうけど)。グレ、アンジー、いつもゴメンネ。グレ、新幹線の中で鳴かないでね。

評価 良
[PR]
by susitaro522 | 2006-06-24 22:38 | ミステリ
<< クッキング・ママは名探偵 ヒート アイランド >>