土屋賢二/講談社文庫/533円/2006.10.16.読了
御茶ノ水大学の元学部長のエッセイです。 「学部長に選ばれたとき、わたしを知る人間は例外なく驚きました。中でも一番驚いたのはわたしです。『わたしは学部長を任されるほど信用できる男だったのか』と新鮮な驚きを覚えました。そして、自分でも気づいていないわたしの真価を同僚が見抜いたことにも、驚かされました。わたしはこれまでうかつにも、自分がそれほど上品で優雅で責任感と良識と知性と操作性と撥水機能と自動ロック機能を備えたベッカム似の紳士だとは知らなかったのです。」 引用が長くなりましたが、こんなカンジの諧謔に満ちたエッセイ集です。でも、ワンパターンで飽きました。1冊読むのはいいけれど、続けて読みたいとは思わないですね。 評価 良
by susitaro522
| 2006-10-16 23:45
| エッセイ
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