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写本室の迷宮

写本室の迷宮_e0014175_1319524.jpg後藤 均/創元推理文庫/660円/2006.12.17.読了

 欧州史を専攻する大学教授にして推理作家の富井は、スイスを旅行中ヨーロッパで活躍した日本人画家・星野の絵に出会う。好奇心に駆られて画廊に足を踏み入れた富井に、画廊の女主人は星野の手記を手渡す。時を隔てた謎への挑戦に、富井は…。
 第二次大戦直後雪の中の洋館での推理合戦、作中作のミステリー、密室、アナグラム、身代わり殺人、ホームズ、クイーン…本格ミステリの要素を詰め込んだ一冊です。話が三重構造になっていますが、はっきり分かれているので読みやすいです。
 作中作の辺りまではすらすら読めたのですが、ラストはちょっと飽きました。

評価 良
by susitaro522 | 2006-12-17 13:19 | ミステリ
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